成長ホルモン分泌負荷試験

出典: 低身長治療病院情報

HGH(ヒト成長ホルモン)の分泌が極端に少ないために生じる低身長の患者さんは成長ホルモン分泌量の程度によって、成長ホルモン治療を必要とします。通常、医療機関では『成長ホルモンが足りない可能性がある』と考えられた患者さんに対しては成長ホルモン分泌機能の検査を行います。

成長ホルモン分泌負荷試験は、インスリン、グルカゴン、アルギニン、クロニジン、L-ドーパなどの「成長ホルモン分泌を刺激するような薬剤」を点滴投与し、30分ごとに2時間(グルカゴンは3時間)血中の成長ホルモン濃度を測定します。

正常な人の場合、それぞれの薬剤に対し、80%以上の高い確率で血中の成長ホルモン量が変化します。一方複数の薬剤に対して反応しない患者さんは、成長ホルモン分泌に異常があると認定され、成長ホルモン治療をはじめることになります。 成長ホルモン分泌負荷試験に対する副作用は無く、またアルギニン負荷試験は無害です。

クロニジン負荷試験は血圧が少し下がるので眠気を催します。クロニジン負荷試験は外来で行う場合は、ふらついて転んだりすることもあるので帰りは必ず付き添いを必要とします。尚、クロニジン負荷試験は喘息患者に使用することは一般に避けられています。

L-DOPA負荷試験については多少の吐き気を伴いますが、検査終了後しばらく経てば吐き気はおさまります。インスリン負荷試験とグルカゴン負荷試験は血糖値が下がるので一時的に低血糖状態になり危険を伴うため検査終了後まで医師の監視を必要とします。

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